斎藤 中継ぎ陣崩れ白星逃げた「勝ちたいっすね」

[ 2012年7月7日 06:00 ]

<日・ソ>5回、3点を失い大きく息を吐いてベンチに戻る日本ハム・斎藤

パ・リーグ 日本ハム5-5ソフトバンク

(7月6日 札幌D)
 1カ月ぶりの白星はスルリと逃げた。5回3失点で6勝目の権利を手にしていた日本ハム・斎藤だったが、中継ぎが崩れて今季5度目の引き分け。「(中継ぎには)いつも助けてもらっているので仕方ない」と振り返った。

 「北海道祭り」と題した本拠での3連戦。斎藤はナインとともにビジターのユニホームを着用し、4回まで無失点と好投した。しかし、5回に2死から明石に右前打を浴びると「走者を気にしすぎた」と本多に四球を与えて一、二塁。松田と内川に適時打を浴びて3点を失った。「うまく打たれたと思う。ボール球だったので」と、ぶ然とした表情で振り返った。

 この日は大阪からの移動試合。先発の斎藤は前日、関西空港から一度は札幌に向かった。しかし霧のため着陸できず、関西空港に引き返した。機内に約4時間も閉じ込められ、関西空港近くのホテルに着いたのは深夜1時。この日午前中にチーム便で札幌入りした。

 そんなドタバタ劇の中で必死に腕を振ったが、勝利に結びつかず「勝ちたいっすね、やっぱり」と本音をのぞかせ札幌ドームを引き揚げた。

 ▼日本ハム・栗山監督(5回の斎藤について)頑張らなくてはいけないところ。5、6回をスッといってくれればねぇ。勝たせてやりたかったな。

 ▼日本ハム・中田(4打数1安打1打点)いい試合運びができたのに勝ちきれなかった。でも雰囲気は悪くないし、一試合一試合頑張るだけ。

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2012年7月7日のニュース