青木 3割到達&死球の“大当たり”「ツボに入った」

[ 2012年7月7日 06:00 ]

<ブルワーズ・マーリンズ>4回、中前打を放つブルワーズ・青木

ナ・リーグ ブルワーズ0―4マーリンズ

(7月5日 ミルウォーキー)
 ブルワーズ・青木が、09年に完全試合を達成した左腕バーリーから2安打。6月10日以来となる打率3割の大台に乗せた。初回は外角スライダーを右前打。4回の第2打席は外角カーブに体を残して中前へ。連続試合安打も12に伸ばした。

 「うまく打てていると思う。とりあえず(3割に)乗せたけど、まだまだ続くから」。6月下旬から1番に定着も、この日は今月2度目の2番スタメン。これは俊足ゴメスが1番・中堅に入る際の布陣で、青木がどの打順もこなせるからこその策だ。今季はスクイズ3度を含む6犠打。投手の右左にも関係なく、対右投手の打率・300に対して左投手にも・299の数字を残している。

 9回の打席では右太腿に死球。「あ、痛っ!」と叫んだ声がグラウンドに響いた。歯を食いしばり、足を引きずりながら一塁に向かったが、大事には至らず「ツボに入っちゃったから一瞬痛かったけど、今はもう大丈夫」と苦笑いで振り返った。

 3度出塁と奮闘もチームは零敗。「僕は何とか形をつくるのが仕事。こういう時もある」。前半戦は残り3試合で、規定打席まではあと9。さらに打ちまくり、後半戦に弾みをつける。

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2012年7月7日のニュース