マシソン史上4人目160キロ!歓声に「何かと思った」

[ 2012年7月6日 06:00 ]

<D・巨>最後を締めた巨人・マシソン(左)は笑顔でナインとハイタッチ

セ・リーグ 巨人6-3DeNA

(7月5日 横浜)
 すさまじい剛球に球場全体がどよめいた。9回1死でDeNA・石川への3球目は、低めに外れた直球。スコアボードには「160」の数字が輝いた。巨人の守護神マシソンが来日初の大台を記録し、3者凡退で5セーブ目を挙げた。

 「歓声が聞こえたので何かと思った。速いなという感覚はあった。2年前に米国で101マイル(約163キロ)を出したことはあるけどね」。

 日本球界ではクルーン(巨人)、由規、林昌勇(いずれもヤクルト)に続く史上4人目の160キロ台。02年、高校からフィリーズに入団した時は「体は細くて球も遅かった」という。当時は140キロ台。この10年間、筋力トレーニングを続けて1メートル91、104キロとレスラー並みの体格になり、馬力をつけた。

 6月29日の中日戦(東京ドーム)から西村に代わって抑え役に。そこから3試合連続セーブと、大役を軽々とこなしている。

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2012年7月6日のニュース