星野監督 超攻撃的オーダー組む!枡田を外野起用

[ 2012年7月4日 06:00 ]

超攻撃的布陣へ外野起用される枡田

 楽天・星野監督が勝負手に出る。貯金を増やしての首位戦線浮上へ、内野が本職の枡田を外野で起用する超攻撃的布陣を敷くことになった。

 今季7年目の成長株は31試合で打率・333をマーク。大久保打撃コーチが「(広島の)前田2世だね」と一目置く高い打撃センスに定評があるが、遊撃を守った22試合で8失策と守備に不安を抱えており、交流戦明けは一塁、DHで起用されている。

 プロに入って内野手に転向したが、智弁学園では中堅手。外野起用プランは打力を生かして出場機会を増やす秘策だ。星野監督は「これでモノにならなかったらクビや。守るとこないよ」と冗談めかしてハッパをかけ、田淵ヘッドコーチも「高校時代にやってたんだろ?打撃を生かすためにはどこでもやらないと」と意図を強調した。

 枡田を外野で固定できれば、獲得を目指している新外国人ハーパーを一塁で起用することが可能になるなど打線の層も厚くなる。ロッテ戦(QVCマリン)が雨天中止になり、室内練習場で外野として今季初のノックを受けた枡田。「守れるならどこでもいいと言うけど、定位置が欲しいですね」と言葉に力を込めていた。

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