全セ 高木監督 異例のドタバタ選出 野村「何のことか…びっくり」

[ 2012年7月3日 06:00 ]

復刻版ユニホームを着て笑顔の野村

 「マツダオールスターゲーム2012」の監督推薦選手28人が2日に発表され、セ・リーグの新人で唯一、広島・野村祐輔投手(23)が選出された。

 中日・山内壮馬投手(27)の監督推薦での出場が内定していたが、同投手が1日の巨人戦(東京ドーム)で1回0/3を3失点でKO。全セの指揮を執る中日・高木守道監督(70)が発表前夜に同投手の選出を取りやめ、急転して広島・野村に出場を依頼する異例の舞台裏となった。なお、11日にセ、パから1人ずつ発表される特別枠で全陣容がそろう。

 当の野村が一番驚きを隠せなかった。「選ばれないだろうと思っていたので、びっくりした。初めは何のことか、全く分からなかった」。憧れの夢舞台。今季ここまで新人トップの5勝を挙げ、防御率はリーグ2位の1・64ながら、ファン、選手間投票から漏れ、監督推薦の「声」も前夜まで掛かっていなかったのだから、「何のことか…」と言うのも当然だった。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月3日のニュース