杉内 グラウンド外では本音も「期待して使ってもらっているのに申し訳ない」

[ 2012年7月1日 08:22 ]

<巨・中>女性ファンとハイタッチする杉内

セ・リーグ 巨人4-2中日

(6月30日 東京D)
 巨人がついに首位・中日にゲーム差なしまで肉薄した。30日の中日戦で先発の杉内俊哉投手(31)が6回7安打2失点の粘投。6月5日のソフトバンク戦(ヤフードーム)以来4試合ぶりの白星で、両リーグ単独トップの9勝目を挙げた。

 4月17日の中日戦(ナゴヤドーム)から6月にかけ7連勝。移籍1年目で結果を出してき た。ところが6月11日のロッテ戦(東京ドーム)から3試合連続で白星なし。

 「こういうときもある」と平静を装ったが、グラウンド外では「期待して獲っていただいて、使ってもらっているわけだから。申し訳ない」と本音を漏らしたこともあった。ここ2試合は登板翌日にアップシューズを新調。明るい配色を求め今週は青に水色のラインが入ったシューズを履いた。復調のきっかけを必死に探っていた。

 そんな胸中も含め、自らの経験を伝えた。広島への移動日だった6月25日。内海、山口、沢村と食事に出かけた。この時点で5戦連続白星がなかった沢村に「いい経験だよ」と励ました。自身は昨年まで103勝挙げたが、同時に55敗を喫している。負けから学ぶこともある。それを2年目右腕に伝えたかった。そして前日には沢村が勝利。「先は長いですが(相手は)首位のチーム。連勝で 来て止めるわけにはいかなかった」と続いた。

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2012年7月1日のニュース