ルーキー捕手・岡島が起爆剤　先発すれば４戦全勝

＜楽・ソ＞４回２死二塁岡島がプロ初打点となる適時左前打を放つ

パ・リーグ 楽天８－４ソフトバンク

（6月30日 Ｋスタ宮城）
　２強の背中を視界にとらえた。ソフトバンクに連勝した楽天は、リーグ戦再開後の８試合は６勝１敗１分け。２位の日本ハムに２ゲーム差に迫った星野監督は「久しぶりに打線が爆発気味だったな」と目を細めた。

　攻守の「起爆剤」は新人捕手の岡島だ。前日はエース田中を好リードし、この日もヒメネスをテンポ良く投げさせた。４回２死二塁では左前適時打でプロ初打点。さらに初盗塁もマークした。先発した試合は４戦全勝。完封目前の９回の４失点には「簡単に打たれすぎた」と反省したが「でもいい経験になりました」と充実の汗をぬぐった。

　「打てる捕手」として白鴎大からドラフト４位で入団。チーム内の愛称はドラマ「水戸黄門」で名脇役を演じた野村将希に似ていることから「飛猿」だ。「（岡島は）楽しみ。嶋もビクビクしてるんじゃないかな」。黄門様、もとい、星野監督の評価もうなぎ上りだ。