先制2ランの阿部「負けたら5厘刈りにしてやろうと思っていた」

[ 2012年6月29日 21:20 ]

4回無死一塁、阿部が右越えに先制2ランを放つ。投手中田賢、捕手谷繁

セ・リーグ 巨人2―1中日

(6月29日 東京D)
 お立ち台でマイクを向けられた巨人・阿部は一呼吸置いて“お約束”の言葉を口にした。「最高です」。中日との首位攻防戦第1ラウンドは1点差の辛勝。それだけに、その後に続いた「疲れました」の言葉に、より実感が込められていた。

 0―0で迎えた4回無死一塁、中日・中田賢の投じた内角高めの143キロの速球を豪快に右翼スタンドへと運んだ。2戦連続の12号は値千金の先制2ラン。「イメージ通りのスイングができた」という阿部だが、直後の5回には自らの二塁への悪送球で1点を献上してしまう。

 それでも。1か月勝ち星のなかった沢村を好リード。中大の後輩でもある右腕に「きょう負けたら五厘刈りにしてやろうと思っていた。(沢村)本人が一番ほっとしてるんじゃないですか」と笑い、しすて「いつもこのぐらいピリッとしてもらわないと」と、注文をつけた。

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2012年6月29日のニュース