福留「今後のことは家族や代理人とじっくり考えたい」

[ 2012年6月24日 06:00 ]

ホワイトソックスを戦力外になった福留

 突然の戦力外通告にホワイトソックスの福留は困惑の表情を浮かべた。18日からリハビリ調整で3Aに合流し、この日もマイナー戦出場に備えて遠征先のロチェスター入りしていた。

 右脇腹痛も回復。当初は22日の試合を最後にメジャーに復帰予定だったが「なってしまったことを今さらとやかく言っても仕方がない。とりあえずシカゴに帰ります。今後のことは家族や代理人とじっくり考えたい」と話した。

 メジャー5年目の今季は「第4の外野手」での契約とはいえ、代打が中心。予想以上に出番が少なく「上(メジャー)に戻ったらまた、ほとんど出なくなるのだろうな」と現実を痛感していただけに、今回の通告(デジグネーテッド・フォー・アサイメント)も前向きに捉えている。ホ軍のロビン・ベンチュラ監督は「彼はいろいろなことができるし、他のチームでプレーする機会があると思う」と話しており、球団は他球団にトレードを打診するとみられる。

 ▽デジグネーテッド・フォー・アサイメント(Designated for assignment) 直訳は「降格選手の指名」。球団が大リーグ40人枠の選手を入れ替えるために行う措置で、事実上の戦力外通告。球団は10日以内に(1)トレード(2)解雇(3)ウエーバーにかけてのマイナー降格――のいずれかを選択。メジャー実働5年以上の選手はマイナー行きを拒否しFAになる権利がある。解雇の場合は球団が残りの年俸を全額負担する必要があるのに対し、同措置は10日以内に引き取り手を見つければ移籍球団に年俸の一部を払わせたり選手を交換で獲得できるメリットがある。

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2012年6月24日のニュース