森野　ルーキー高橋周の突き上げに居残り特打「まだ十分巻き返せる」

居残り打ち込む森野。後方は高木監督

　中日の森野が２１日、ナゴヤドームの全体練習後、志願の居残り特打を敢行した。

　今季はスタメン落ちを経験するなど、打率・２１８と不振。新人で弟分の高橋周の突き上げもある中、昨季月間ＭＶＰを獲得した７月からの大逆襲を誓った。

　「いい感じなんで打ち込んで固めたかった。まだ十分巻き返せる。誕生日もあるし、いい月にできるようにしたい」。

　７月２８日で３４歳となるが、まだまだ老け込む年ではない。昨年も６月まで打率・２０３と大不振も、７月に・３４４、４本塁打１０打点で初の月間ＭＶＰを獲得。今年も交流戦後から一気に調子を上げる構えだ。

　高橋周は、高校時代に同じ村中秀人監督の指導を受けたかわいい後輩。この日から本格的に外野ノックも受け始めたが、三塁を争うライバルでもある。尻に火が付いた天才打者が、不動の３番返り咲きを狙う。