感慨深げなイチロー でも「気持ちいいのは一瞬だけ」

[ 2012年6月20日 16:31 ]

ダイヤモンドバックス戦の1回、大リーグ通算2500安打を達成し、一塁上でベンチを見るマリナーズのイチロー

交流戦 マリナーズ12―9ダイヤモンドバックス

(6月19日 フェニックス)
 マリナーズのイチローは19日、フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・右翼」で出場し、5打数4安打2打点だった。

 第1打席で中前打を放ったイチローは、日本選手初のメジャー通算2500安打を達成した。

 「感慨深いものがある」。メジャーの現役選手としては最速となる1817試合で通算2500安打に到達したイチローは、そんな感想を口にした。というのも、メジャー2年目の02年に、当時メッツのアロマーが「2500(安打)を打ったとき、とんでもない数字だな、と思った記憶がある」からだった。

 あれから10年。イチローも同じ場所に立った。「最近思うのは、いままで打ってきた2400何本のヒットが今日の試合では何の役にも立たない世界にいるということ。気持ちいいのは一瞬だけ」。過去大リーグで91人しか到達していない場所に行った選手だけが言える言葉だった。

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2012年6月20日のニュース