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岩隈メジャー初勝利!11試合目登板、日本人30人目

ジャイアンツ戦の6回から登板し、2回を無安打無失点でメジャー初勝利を挙げたマリナーズ・岩隈

インターリーグ マリナーズ7-4ジャイアンツ
(6月16日 シアトル)
 マリナーズの岩隈久志投手(31)が、メジャー初勝利を挙げた。16日(日本時間17日)のジャイアンツ戦で同点の6回に登板し、2回を無安打無失点。味方打線が6回に勝ち越し、11試合目の登板で白星が転がり込んだ。これで大リーグで白星を挙げた日本選手は30人目となった。10年オフにはアスレチックスとの移籍交渉が破談。今季は開幕前の不調から先発機会に恵まれない中、08年の沢村賞右腕が大きな一歩をしるした。

 ベンチで試合終了を見届けた岩隈はまず、駆け寄ってきた川崎から祝福された。フィールドに出ると、イチローらとハイタッチ。シャワールームではナインからビールを浴びせられた。登板11試合目、開幕67試合目でつかんだメジャー初勝利。「長かったのかもしれないですけれど、とにかく1勝目というのはうれしいですね」。シンプルな言葉に実感がこもった。

 これまでは大差のリードかビハインドの場面が多く、同点での登板は初めて。「相手に流れがいかないような投球をしないといけない」。リズムを重視し、7人の打者への初球は全てストライク。チームの連敗を6で止める好投にエリク・ウェッジ監督も「素晴らしい仕事」と絶賛した。

 長く険しい道のりだった。10年オフにポスティング・システム(入札制度)でアスレチックスが落札したものの交渉が決裂。昨オフに結んだマリナーズとの契約は年俸150万ドル(約1億1900万円)の1年契約でア軍の提示(4年総額1525万ドル=約12億円)よりも大幅に下がったが「僕を必要としてくれるのを感じた」と決断し渡米した。しかし調子が上がらない。メジャー球への適応に苦しんだ。

 リリースの瞬間ではなく、テークバックから腕を振る直前の「トップ」をつくる際に恐怖を感じていた。「球が抜けて飛んでいきそうになる」。滑るのを恐れ、球を強く握り過ぎて腕が強く振れなくなる悪循環に。次第に肘が下がり、フォームはバラバラに崩れた。しかし、ブルペンでの地道な調整で徐々に適応。5月下旬に「球が(低めに)下がりだした」と手応えをつかみ、今月は6試合で防御率0・93だ。

 常に家族に支えられていた。気温10度を下回っていた開幕当初から、本拠地シアトルの試合では必ずスタンドにまどか夫人の姿があった。岩隈が4月に3週間、5月に2週間登板がなかった時も同じ。誰に喜びを伝えたいかと問われると「家族がシアトルで一緒に戦っていますので、一緒に喜びたい」と即答。その時だけ、岩隈の目がかすかに潤んだ。

[ 2012年6月18日 06:00 ]

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