マエケン、魂のノーヒッターで受賞「期待感あった」

「第１回ジョージア魂賞」の表彰式を終え、記念写真におさまる（左から）スライリー、・岡本常務執行役員中国営業本部長、前田健、二宮氏

　チームのために最も貢献した魂あふれるプレーに贈られる「第１回ジョージア魂賞」の表彰式が３０日、マツダスタジアムで行われた。受賞した広島・前田健太投手（２４）に選考委員の二宮清純氏から記念の盾が手渡され、コカ・コーラウエスト株式会社の岡本繁樹・常務執行役員中国営業本部長から副賞としてジョージア製品１年分（１２ケース）と賞金３０万円が贈られた。

　受賞の対象は、４月６日のＤｅＮＡ戦（横浜）で記録したプロ野球史上７４人目のノーヒットノーラン。前田健は序盤から快調にアウトを積み重ねると、味方の好守にも後押しされ、０６年の山本昌（中日）以来、６年ぶりの大記録を達成した。右腕は「獲ってみたいと思っていた賞なので、選ばれて光栄です。ノーヒットノーランだったので正直、期待感はありました」と満面の笑み。チームは下位に低迷するが、「カープの中から、たくさんの試合がノミネートされるようにしたい。僕も魂のこもった投球を続けていきたい」と言葉に力を込めた。