不安拭い切れず…宮国1軍復帰は交流戦後 原監督と会談

[ 2012年5月25日 06:00 ]

交流戦後の1軍復帰が濃厚な巨人・宮国はキャッチボールを行う

 巨人・宮国椋丞投手(20)の1軍復帰が、早くてもリーグ戦再開後の6月26日からの6連戦中となることが24日、分かった。

 川崎市のジャイアンツ球場で同日、原監督ら首脳陣が宮国と会談。宮国自身まだ違和感が完全には拭い切れないこともあり、交流戦後の復帰を目指すことになった。原監督は「宮国に関してはちょっと時間をおきます。もう一度、じっくりと。交流戦が終わって戻って来てくれればいい」と説明した。

 同投手は交流戦開幕の16日のオリックス戦(東京ドーム)に先発したが、右肩の違和感を訴えて1回14球で緊急降板。翌17日に出場選手登録を外れたが、都内の病院でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた結果、「異常なし」と診断された。このため、最短で再登録が可能な27日の日本ハム戦(東京ドーム)での復帰登板も目指して、23日にはブルペン投球を行うなど調整を進めてきた。

 この日も強めのキャッチボールをこなした宮国は「本当にいい状態と比べるとまだまだです」と話し、川口投手総合コーチは「(将来の)エースになり得る存在だから。無理して投げさせて2、3年棒に振るのか、(ここで)我慢するのがいいかということ」とした。

 5月に入ってチームは交流戦の6連勝を含む12勝2敗3分け。最大7あった借金を返済し、リーグ2位につけている。チームが好調で、宮国に「充電期間」を与える余裕もできたことから復帰を急がせる理由もなくなった。27日の日本ハム戦には、宮国の代役として同じ2年目の小山雄輝投手(23)の先発が有力視される。

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2012年5月25日のニュース