打撃練習も万全！マー君　３０日巨人戦で復帰登板へ

　腰痛で４月２２日に出場選手登録を外れ、２軍で調整を続けていた楽天・田中将大投手（２３）が２５日に１軍に合流、３０日の巨人戦（東京ドーム）で復帰登板することが決まった。

　ついにエースが帰ってくる。今季、田中はプロ６年目で自身初の開幕投手を務めながら、４月１９日のロッテ戦（ＱＶＣマリン）登板後に腰の張りを訴えて、離脱した。再発防止を最優先して慎重にリハビリを続け、１６日に故障後初のブルペン投球。２２日のイースタン・リーグ西武戦（利府）で約１カ月ぶりの実戦復帰を果たし、４回を３安打無失点で６三振を奪った。数日前からは、交流戦で打席に立つことを想定して打撃練習も行っており、２３日に仙台市内の２軍施設で練習を終えた際は「（腰は）大丈夫です。今のところは不安もない」と話していた。

　当初、星野監督は「早くて１軍復帰は６月１０日前後じゃないか」としてきたが、順調な回復ぶりに復帰スケジュールは前倒し。田中はこの日は休養日だったが、田淵ヘッドコーチが「（田中は）あしたから合流。みんなとやるよ。東京にも帯同させる。一応、３０日（の先発）を予定している」と語った。

　チームは田中が離脱後に戸村、辛島、美馬ら若手の先発陣が穴を埋め、貯金３の３位と好調。エースの戦列復帰で勢いはさらに加速しそうだ。