大阪・小西　２試合連続の中３日登板実らず

日本女子プロ野球前期７回戦 京都５－４大阪

（5月13日 花園中央公園）
　大阪の先発小西美加は思い通りにいかない展開に、試合後はうつむいたままだった。この２戦は２試合連続完投した挙げ句の連敗。そしてともに中３日での登板という過酷な日程での投球だった。

　「疲れはなかったです。状態も最後まで良かった。やっぱり守備側で見えないミスが多過ぎる。走者がたまっている時に限って守備のミスが出る悪循環になっている」。５点を奪われた３回にはエラーで走者を出塁させ、ポテンヒットで好機を広げられるなど記録に残らない連係ミスも相次いだ。

　昨季に念願のＭＶＰを獲得した選手だけに、自分の思いが伝えられないいら立ちは当然ある。「まだまだ、発展途上のチーム。自分が犠牲になってもまずはチームが良くなることを考え、前を向いてやっていくしかない」。この日のチーム４連敗を受けて、大阪の前期における自力優勝の可能性は消滅した。後期につなげるためにも、残り８試合は隙のない戦いで勝っていかなければならない。