オリまた最下位で交流戦へ T-岡田復帰で巻き返す

[ 2012年5月14日 06:00 ]

パ・リーグ オリックス1-4楽天

(5月13日 京セラD)
 またしてもオリックスは均衡を打ち破れなかった。8回、好投を続けていた木佐貫が勝ち越しを許すと、反撃するチャンスも築けず敗戦。今季3度目の同一カード3連敗を喫するとともに、4連敗の今季最多借金「8」で16日からの交流戦に突入することになった。

 「毎日こんなゲームやで。内容が悪すぎるよ」

 岡田監督が嘆くのも無理はなかった。チャンスにあと一本が出ない…。こんなシーンが毎試合のように繰り返されている。4回、李大浩(イデホ)の5号ホームランで追いつくと、続くバルディリスが左中間を破る二塁打。勝ち越しへのムードは盛り上がったものの、北川が二ゴロに倒れ、赤田は空振り三振に終わった。

 5回1死一、二塁では大引が初球から狙っていったが三ゴロ併殺打。「狙っていた球? そうですね。ボクが力がなかったですね」と悔しさをかみ殺した。

 投打の歯車がかみ合わず、チームは追い込まれた状態。ただ過去2年、岡田オリックスには逆境をバネに交流戦で巻き返した実績がある。一昨年は16勝8敗で交流戦優勝、昨年も15勝7敗2分けで交流戦前の借金「9」から息を吹き返した。監督就任3年目でリーグ制覇を意識して臨んだシーズン、このままズルズル後退だけはできない。

 交流戦からはT―岡田が戦列復帰予定。当初は代打の切り札として打線の起爆剤の役割を期待されている。二度あることは三度ある―。今季も交流戦が前半戦のヤマ場となる。

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2012年5月14日のニュース