西武 捕手がいない!外野手の星秀「こんな形で…」

[ 2012年5月11日 06:00 ]

<楽・西>8回、星孝の退場で捕手がいなくなった西武は外野手の星秀を捕手に

パ・リーグ 西武7-8楽天

(5月10日 Kスタ宮城)
 乱戦の末に西武が連敗を喫した。最大6点差を一時逆転する執念を見せただけに、渡辺監督は「こういう試合を取ると取らないでは全然違う」と疲れ切った表情だった。

 ドタバタ劇は同点で迎えた8回1死二、三塁。聖沢の右飛で三塁走者の鉄平が本塁に突入。捕手の星孝と衝突したプレーの判定はセーフに。タッチを猛アピールした星孝が暴力行為で退場処分となり、捕手登録の3人と捕手もできる米野を使い切っていたため外野手の星秀が急きょマスクをかぶる事態となった。

 入団時は捕手だった8年目。炭谷の防具と上本のミットを借り、マウンドにいた松永の簡単なサインを頭に入れて向かうも投手は涌井に交代。「思いきりテンパった。まさかこんな形で(捕手として)1軍デビューするとは」と苦笑いして振り返ったが、同期入団の右腕とのコンビで後続を打ち取った。

 それにしても惜しまれる黒星。星孝の退場について指揮官は「退場はないでしょ。タッチをアピールしただけなのに、それを暴力行為っていうのは疑問」と最後まで納得いかない様子だった。

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