“格安”松井 年収400万円 日本のサラリーマン並

[ 2012年5月11日 06:00 ]

レイズとの契約内容が明らかになった松井

 レイズとマイナー契約を交わした松井秀喜外野手(37)が、傘下3Aダーラムでプレーする間の給料が月額1万ドル(約80万円)であることが9日(日本時間10日)、分かった。地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)が報じた。

 メジャーに昇格できなかった場合は、シーズン終了の9月まで5カ月分で年収400万円で終わる可能性もある。また、待望のメジャー昇格を果たした場合の年俸も約90万ドル(約7200万円)にとどまる。松井は同日、昨年9月以来の実戦となるツインズ傘下マイナーとの練習試合に出場し、4打数2安打1打点だった。

 入団会見で「ただプレーがしたい。野球がしたいだけ」と語った松井の言葉にうそはなかった。タンパベイ・タイムズ紙の報道によれば、松井の3Aダーラムでの給料は月額1万ドルで、日本円に換算すると約80万円。旧球団からFAとなった選手が新球団とマイナー契約を交わす場合は1万2000~2万5000ドル(約96万~200万円)が相場で、その意味でも「格安」といえる。

 さらにメジャー昇格できず3A在籍のまま終わると、3Aのシーズンは9月で終わるため5カ月分の給料400万円しかもらえない計算になる。実に全盛期の年収から387分の1。国税庁「民間給与実態統計調査」によると、2010年のサラリーマンの平均年収は412万円で、ワールドシリーズでMVPを獲得した男も一般サラリーマン並みとなってしまう。

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2012年5月11日のニュース