イチロー「僕は嫌いじゃない」守備網かいくぐって3安打

[ 2012年5月1日 12:19 ]

延長12回にサヨナラ負けをし、大喜びするレイズナインの横を引き揚げるマリナーズのイチロー(左手前)

ア・リーグ マリナーズ2―3レイズ

(4月30日 セントピーターズバーグ)
 マリナーズのイチローは4月30日、セントピーターズバーグでのレイズ戦に「3番・右翼」で出場し、6打数3安打だった。内容は遊撃内野安打、三飛、遊飛、左前打、中前打、一ゴロで、打率は2割9分4厘。チームは延長12回、2―3でサヨナラ負けした。

 イチローは3、4月の24試合で30安打を放ち、年間200安打のペースに乗せた。

 相手打者によっても、味方投手によっても目まぐるしく変わるレイズの守備網をものともせず3安打。先発ヘリクソンの場合はやや遊撃手が深めに守り、三遊間が狭かった。1回はその中で遊撃へ深い打球の内野安打を放つ。左投手が相手だった8回はやや三遊間が広がった中で遊撃手の頭上を越す左前打。延長10回は右腕から鋭い当たりで二遊間を破った。

 試合後は「考え方はいいんじゃないですか。僕は嫌いじゃない。マドン監督はなかなかおもしろいと思う」と独創的な相手守備に興味を示していた。

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