打って、投げての中田賢「東京ドームでやられていたので…」

[ 2012年4月18日 20:58 ]

巨人戦に先発した中日・中田賢
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セ・リーグ 中日5―2巨人

(4月18日 ナゴヤD)
 5点リードの9回、坂本にソロ本塁打を浴び、さらに2死一、二塁から高橋由に適時打を許して2010年8月以来の完封どころか完投も逃してしまった中日・中田賢だが、チームに今季巨人戦初白星をもたらし、その表情には充実感が漂っていた。

 終わってみれば、8回2/3を7安打2失点とはいえ、8回まで散発3安打に抑え、巨人打線につけ入る隙すら与えなかった。自らのバットで2点を叩き出すオマケもついての快勝。中田賢は「東京ドームでやられていたので、絶対に勝ちたいと思っていた。その気持ちがボールの走りにつながった」と振り返った。

 前回11日の対戦では7回7安打3失点で敗戦投手。リベンジを誓ったマウンドで伸びのある速球がコーナーに決まり、9回を迎えるまでピンチらしいピンチは1度もなかった。6回に3ランを放った和田とともに上ったお立ち台。中田賢は「2点だけではキツイと思っていので、和田さんの3ランに助けられました」と主砲を持ち上げたが、和田は「真っ直ぐが速いのでストライクが入れば抑えると思っていた」と言い切るほどの安定感。

 高木監督も「完封がいかに難しいかということだね」と言いつつも、「中田がよく投げたのが一番。巨人には嫌な負け方だったので、勝ててよかった」と右腕の好投にご満悦だった。

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2012年4月18日のニュース