ボビー 選手に謝罪…不振4番への発言でナインと溝

[ 2012年4月18日 06:00 ]

<レッドソックス・レイズ>舌禍騒動でユーキリスに謝罪したレッドソックスのバレンタイン監督は険しい表情で戦況を見つめる

ア・リーグ レッドソックス0―1レイズ

(4月16日 ボストン)
 レッドソックスのボビー・バレンタイン監督が、開幕早々に早くも舌禍事件を起こした。15日の試合後、テレビで打率・200と不振の4番ユーキリスについて「心身ともに試合に集中していないと思う」と発言。発言を伝え聞いたユーキリスが、翌16日の試合前に監督室へ真意を問いただしに行き、バレンタイン監督が全面的に謝罪する騒ぎとなった。

 しかし騒動は収まらない。発言を受けて、チームリーダーの正二塁手ペドロイアは「彼はみんなと同じように全力プレーをする。僕は彼の味方だし、チームメートもみんな味方だ」とコメント。さらに「ユーキリスを発奮させるための発言ではないか」の問いに「日本時代はそうやってきたかもしれないが、ここでは通らない」と憤った。

 レ軍は昨季、8月末までヤンキースと地区優勝を争っていたが、9月に大失速。クラブハウス内で一部投手が試合中に飲酒したとの報道も流れて空中分解し、ワイルドカードでのプレーオフ進出も逃した。バレンタイン監督は会見で「もっと具体的に話すべきだった」と弁明したが、地元メディアも大きく報道。ロッテ監督時代も度々騒動を起こしてきただけに、今後の発言から目が離せなくなった。

続きを表示

2012年4月18日のニュース