田中、今季初中5日へ 星野監督「ダルも中4日だから」

[ 2012年4月17日 06:00 ]

 楽天の田中将大投手(23)が19日のロッテ戦(QVCマリン)に今季初の中5日で登板することが有力となった。星野監督が「順番的に(19日の)3戦目は将大やろ。ダルビッシュも中4日で投げてるんやから」とフル回転指令を出した。

 今季は地元・仙台でロッテに開幕3連敗を喫するなど波に乗れず、現在、借金4で5位。田中も初の開幕投手を務めた3月30日のロッテ戦(Kスタ宮城)で6回5失点と黒星を喫した。同じ相手へ期する思いは強い。昨季、中5日の登板は4勝2敗、防御率1・57。QVCマリンのロッテ戦も2勝0敗、防御率0・36と抜群の相性の良さを誇っただけに不安はない。

 苦しいチーム事情もある。正捕手の嶋が14日の日本ハム戦(札幌ドーム)での本塁クロスプレーで右腕を負傷。万全な状態でないため小山桂を昇格させ、先発要員の上園を登録抹消したことで先発陣が手薄となった。佐藤投手コーチは「俺はちゃんと考えているから大丈夫だよ」と語るにとどめたが、今後は大黒柱への依存度が高くなることが予想される。

 田中は13日の日本ハム戦(札幌ドーム)で8回1失点にまとめ今季初勝利。本調子ではないが状態は上向きつつあることから、中5日でもいけると首脳陣が判断した。中6日で回れば、28日の日本ハム戦(Kスタ宮城)で再び斎藤と投げ合う予定だったが、チームを上昇気流に乗せることを優先させ、中5日でフル回転する。

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2012年4月17日のニュース