各地で65周年式典 レイチェル夫人らが出席

[ 2012年4月17日 06:00 ]

ジーター(右)と談笑するレイチェルさん(左はカノ)

 この日は各地でロビンソンの「65周年式典」が行われ、全選手が背番号42のユニホームを着用。ニューヨークのヤンキースタジアムではレイチェル夫人と娘のシャロンさんが出席し、整列したヤンキースの選手とスタンドの観客から大きな拍手を浴びた。

 ボストンのフェンウェイ・パークでは、ロビンソンとブルックリン・ドジャース時代にチームメートだった86歳のラルフ・ブランカ氏(元投手)が始球式に登場した。同氏の義理の息子でもあるレッドソックスのバレンタイン監督が捕手を務めた。

 <ロビンソンのメジャー・デビュー>1945年8月にブルックリン・ドジャース傘下の3Aモントリオールに入団したロビンソンは、47年4月10日にメジャーに昇格。開幕戦となった4月15日に本拠地エベッツ・フィールドで行われたボストン・ブレーブス戦でデビューした。当時28歳。アフリカ系米国人のメジャー選手は1884年のM・F・ウォーカー以来だが、大リーグが近代化された1900年以降では初。まだ人種差別が色濃く残っていた米国社会に風穴を開ける存在となった。ロビンソンの背番号42は97年から全30球団で永久欠番となり、4月15日は04年から大リーグ機構が「ジャッキー・ロビンソン・デー」と制定した。

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2012年4月17日のニュース