粘るぜDeNA!「1人1打席10球」ノルマ

[ 2012年4月15日 06:00 ]

新潟駅に到着し、越後名物笹だんごを手に笑顔のDeNA・中畑監督

 粘っていこうぜ!貧打解消へDeNA・中畑監督が「1人1打席10球」のノルマを課した。

 「1人10球とか投げさせれば球威も落ちてくるし、単純計算で攻略しやすくなる」。前日、巨人・沢村に1安打に抑えられ零敗が早くも5試合。中日・中田賢や広島の前田健、バリントンらパワーピッチャーに苦戦が続く。無安打無得点を許した前田健には3回までに35球、バリントンは同31球、沢村は同34球。序盤の淡泊な攻撃で相手投手を波に乗せている。同監督は「パワーにパワーで対抗するのは、うちの打線では難しい。粘っこくできれば最高だね。カットしてファウルなら、もう一回打つチャンスがもらえるし」と力説した。

 「1人じゃなく全員でできれば」という指揮官が手本に挙げるのが現在首位打者の森本だ。前日の第1打席も7球粘って四球で出塁するなど粘り強い打撃が目立つ森本は「逆方向を意識して打てば厳しいコースの球はファウルになる可能性が高い」と説明。「9人でかかれば何とかなる」と続けた。14日は雨天順延でチームは新潟入り。序盤から徹底して粘って、バテさせて、勝機を見いだす。

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2012年4月15日のニュース