練習自粛中…青森山田高 野球部室内練習場から出火

[ 2012年4月13日 20:00 ]

 13日午後3時半ごろ、青森市青葉3丁目の青森山田高校敷地内にある野球部の室内練習場から出火し、人工芝約20平方メートルとネット2枚を焼いた。青森署などによると、34歳と54歳の男性教諭計2人が、煙を吸って病院に搬送された。同署は不審火の疑いもあるとみて、原因を調べている。

 野球部は昨年12月に1年生部員が野球部の寮内で殴られ死亡し、当時の上級生が暴行容疑で書類送検された事件を受け活動を自粛中で、14日に練習を再開する予定だった。青森山田高校は、自粛は予定通り13日までとし、14日は練習場の清掃などを行うとしている。

 同校によると出火当時、生徒はホームルーム中で練習場に人はおらず、火の気も無かった。練習場の入り口の鍵は開いていたという。

 同校野球部をめぐっては、部員の死亡事件を受け、3月に監督を解任。今月9日には死亡した部員の遺族が、同校を運営する青森山田学園や上級生らに約8700万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴していた。

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2012年4月13日のニュース