吉見連勝ストップ18戦ぶり敗戦投手 チームも4連敗

[ 2012年4月13日 06:00 ]

<巨・中>3回2死一、二塁、長野のゴロを荒木が捕ってベースにタッチ。一走・谷の足はまだ二塁に届いていないが判定はセーフ

セ・リーグ 中日2-3巨人

(4月12日 東京D)
 負けないエースがついに敗れた。今季初めて中5日で先発した中日の吉見が、6回8安打3失点(自責2)。3回に5安打で崩れ、昨年8月5日の横浜戦(ナゴヤドーム)以来、公式戦18試合ぶりの敗戦投手となった。

 「一つ言いたいのは、6回で代えられているようでは情けない。それだけです」

 自身への怒りを言葉ににじませながら、足早にバスに乗り込んだ。吉見が投げれば負けない―。昨季から続いた不敗神話がついに終わり、レギュラーシーズンの連勝も球団タイ記録の12でストップした。

 3回1死から投手の内海に許した左前打が悪夢の始まりだった。坂本の二飛で2死としたが、谷から4連打を浴びた。大島の失策も絡み、3点を先制された。それでも以降は立ち直ったが、7回の打席で代打を送られ、無念の降板。「3回だけ?打たれる時はあんなもんです」と口数も少なかった。

 チームは開幕5連勝後に4連敗。5つの貯金が1まで減った。エースでも止められなかった負の流れを、13日からの首位・阪神戦に引きずるわけにはいかない。

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