球児 海外FA権取得も「何もない」 球団社長は「騒がないで」

[ 2012年4月11日 12:34 ]

 阪神・藤川球児投手(31)が10日、出場選手登録日数が9年に達し海外移籍が可能となるフリーエージェント(FA)の資格取得条件を満たした。

 南信男球団社長は「慰留?もちろん。当たり前でしょう。まだシーズンは始まったばかりなので騒がないでください」と全力で引き留める姿勢を示し、交渉役の高野栄一球団本部長は8日の巨人戦(甲子園)後に本人と話し合ったことを明かした。藤川はシーズン中とあって「何もないよ。お疲れさま、お疲れさま」と多くを語らなかった。

 藤川は2007年オフからポスティング制度を利用してのメジャー移籍を球団に訴え続けてきた。昨年4月には国内FA権を取得したが、早々と行使しないことを明言。契約交渉の席では球団側から提示された複数年契約を固辞して単年契約を結んでいた。

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2012年4月11日のニュース