表情こわばる中畑監督「これが目的じゃない」 貧打に隠れた課題も山積

[ 2012年4月8日 16:34 ]

セ・リーグ DeNA2―5広島

(4月8日 横浜)
 46イニング連続無得点で止まったとはいえ、いつも陽気なDeNA・中畑監督でも表情はこわばっていた。

 「これが目的じゃない。勝つことが目的。同じ内容でやられすぎ。打者としての姿勢に問題がある」。

 9回に2点を奪ったものの、投手は2番手。ルーキーの先発野村に簡単にひねられた打線に、プロとして恥ずかしくないのかと言わんばかりの厳しい口調だった。

 広島を上回る9安打を放ち、2点を入れたことは光明ではある。次にもつながる。しかし、打線が沈黙したこと以上に、無駄な四死球が失点のきっかけになったり、少ないチャンスでの手痛い走塁ミス、安定しない守護神山口の投球しなど、貧打に隠れてあまり目立ってはいないが、長いペナントレースで接戦を落としかねない火種がDeNAには山積していることも忘れてはならない。

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2012年4月8日のニュース