北別府→大野→川口以来!広島本拠開幕カード3連勝

[ 2012年4月6日 06:00 ]

<広・巨>お立ち台で梵(左)と笑顔の篠田

セ・リーグ 広島2-0巨人

(4月5日 マツダ)
 広島は巨人に07年8月以来5年ぶりの3連戦3連勝。本拠地開幕3連勝は1988年に北別府、大野、川口が旧広島市民球場で阪神に勝って以来、実に24年ぶりだ。主役は先発の左腕・篠田。7回を6安打無失点と好投し今季初勝利を挙げた。梵と並んだお立ち台では歓喜の声を張り上げた。

 「プレッシャーはあったけど、勝ててよかった。粘れることができてうれしいです」

 自己改革の成果が出た。今季のテーマは緩急。この日はカーブを巧みに使って打者を幻惑した。初回、先頭・坂本を左飛に仕留めると、続くボウカーも二ゴロ。決め球はいずれも110キロ台の緩い変化球。得点圏に走者を置く3度のピンチも最速141キロの直球にスライダー、カットボールを交えて粘る。1―0の5回1死一、三塁では、ボウカーを134キロのスライダーで注文通りの二ゴロ併殺に斬った。「ボクが打たれるのは直球、スライダーでスピードの変化がない時が多い。だから、カーブを多めに入れよう…と」。暴投もあったが、7回85球のうち12球を投じたカーブの効果は、確かにあった。

 野村監督も「地元で3連勝は大きい。(篠田は)いい仕事をしてくれた」と称えた。

 ▼広島梵(21打席ぶりの安打が貴重な追加点となる適時三塁打)何とかしたい気持ちだった。ここを乗り越えればいいことがあると思った。

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2012年4月6日のニュース