新垣 “脱力”で涙の完投勝利「間が空きすぎてわけがわからない」

[ 2012年4月1日 16:33 ]

4年ぶりに勝利を挙げた新垣(右)を笑顔で迎えるソフトバンクの秋山監督

パ・リーグ ソフトバンク5―1オリックス

(ヤフーD)
 ソフトバンク・新垣が1日オリックス戦で先発し、8回4安打1失点、5三振無四球で08年10月6日の楽天戦(Kスタ宮城)以来の勝ち星。「ちょっと間が空きすぎて、わけがわからない」と放心状態で喜びを口にした。

 09年5月9日の西武戦(ヤフードーム)以来、3年ぶりの1軍登板となった新垣は「脱力」をテーマに登板。かつての力任せ気味な投球から、打たせて取る終始落ち着いた変身ぶりに、新垣自身も「無四球が一番良かった」と手ごたえをつかんだ。

 グラブには「感謝」の2文字が刻まれている。誰に感謝しているかと尋ねられると笑顔から一変、言葉に詰まり「家族に感謝しています」と涙を流した。いつもそばで支える妻に対しては「これからもどんどん頑張って、たくましいパパでいられるように頑張りたい」と思いを伝えた。

 「シーズン通してローテーションを守って、そこで“復活”という言葉を遣います」と語る新垣は力強い一歩踏み出した。

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2012年4月1日のニュース