吉見 完全ならずもマエケンに勝ってニンマリ「黒星つけたろー」

[ 2012年3月30日 21:21 ]

8回、広島・栗原に初安打を許し、悔しがる中日・吉見

セ・リーグ 中日4―2広島

(3月30日 ナゴヤD)
 中日の吉見が、8回に先頭の広島・栗原に安打を打たれるまで完全投球。立ち上がりは力みが見られたが、イニングが進むにつれ、制球力がさえ渡った。140キロそこそこのボールを、広島の打者はバットの芯で捉えることができなかった。8回に2点を失い、9回には岩瀬にマウンドを譲ったものの堂々の開幕白星発進だ。「とても緊張しました。でも、(投げ合った広島の)前田に負けたくないという思い、こいつに黒星つけたろーという思いで投げました」と語る吉見。調子はそれほど良くなく「探り探りでした」というが、前田健は5回、8安打、3失点で降板とあり、こちらも完勝だった。

 完全試合達成はならなかったが「あー、それは無理ですね。いつか打たれると思っていました。勝ててよかった」とサラリ。昨年からポストシーズンを含めてこれで14連勝という記録にも「負けないということは、試合に勝っているということなのでうれしい」と語っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年3月30日のニュース