「打てなかったら次がない」ソフトバンク 4番は松中

[ 2012年3月29日 17:53 ]

 2年連続日本一を狙うソフトバンクはヤフードームで約2時間の全体練習に汗を流した。選手たちに過剰な緊張はなく、それぞれが淡々とメニューをこなした。開幕戦は過去10年で8勝1敗1分けと相性がいい。秋山監督は「大事な試合。いいスタートを切れるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 不動の3番の内川は左肩の状態が万全ではない。不安がある中でも本人は「プレーできるか、できないかじゃない。自分がやるかやらないか。やると決めた」と気持ちを高めていた。

 オープン戦ではまったく固定できなかった4番には松中が座る見通し。激しい競争のなかで開幕スタメンを目標としてきたベテランは「打てなかったら次がない。悔いのないようにやっていく」と、チャンスを生かす決意だ。

 昨季は投打のバランスが際立つ独走優勝だった。今季について秋山監督は「なかなか見えないところがある」と口にした。厳しい戦いになることを承知した上で「勝ちにこだわっていく」と力強く話した。

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2012年3月29日のニュース