最後はオール直球！関東一　真っ向勝負で８強呼び込む

＜智弁学園―関東一＞完投で準々決勝進出を決め、ほっとした表情を見せる関東一・中村（中央）

第８４回選抜高校野球大会第８日　２回戦 関東一２―１智弁学園

（3月29日 甲子園）
　１点リードで迎えた９回の守備。２死二塁と一打同点にされる場面でも、関東一バッテリーにかわす意識はなかった。

　智弁学園の４番小野に対し、オール直球の真っ向勝負。「（エース中村の）持ち味のストレートで押していこうと思った」とリードした捕手の松谷。中村も「自分も全部ストレートでいこうと思っていたので納得して投げていた」と応えた。１２球目、捕邪飛で決着し、チーム２５年ぶりの８強を手繰り寄せた。

　見ごたえ十分の最後の攻防。松谷は「やっと終わった」と安どの様子。中村も「疲れました」と最後は本音ものぞかせていた。