アクリー イチの存在感「打つなという雰囲気あった」

[ 2012年3月29日 06:00 ]

<アスレチックス・マリナーズ>4回無死、マリナーズのアクリーがソロ本塁打を放つ

ア・リーグ マリナーズ3―1アスレチックス

(3月28日 東京D)
 マリナーズ・アクリーの声がお立ち台で弾んだ。昨年6月にメジャー初昇格し、迎えた開幕戦。12年大リーグ第1号&決勝打の活躍に「東京で、しかも僕にとって初のメジャー開幕戦。勝利に貢献できて最高にうれしい」と笑った。

 まずは4回、中堅右に先制ソロ。そして延長11回1死三塁では「イチローが後ろにいて、(ファンから)打つなという雰囲気があった」と言いながら、高めのボール球を上から叩き中前に決勝打を運んだ。直後に二盗。イチローの中前打で3点目のホームを踏んだ。

 リストの強さと柔軟性が持ち味でイチローの前の2番を任された。「イチローが後ろにいれば投手は必ず勝負にくる。僕の役目はイチローの安打で生還すること」。昨季マ軍のチーム得点数は30球団最低。24歳はそんな弱点を解消する存在だ。

 ▽開幕戦の連勝連敗 マリナーズは07年から6年連続勝利。一方のア軍は05年から8年連続で敗戦となった。これは現在も継続している開幕戦の連敗記録としては最長で、ア・リーグでは63~70年にセネターズ(現ツインズ)が記録して以来、42年ぶりのこと。

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2012年3月29日のニュース