エース大谷 逆転サヨナラ打浴びた「夏は大旗を」

[ 2012年3月29日 06:00 ]

<鳴門・作新学院>延長10回、サヨナラ打の鳴門・日下(右から3人目)と、がっくりの作新学院・大谷(左から2人目)

センバツ2回戦 作新学院4―5鳴門

(3月28日 甲子園)
 作新学院(栃木)は昨夏ベスト4の原動力となったエース大谷が延長10回に沈んだ。1点リードで2死満塁。内角を狙った球が甘く入って左越えに逆転サヨナラ二塁打を浴びた。

 「自信のある球で打ち取れなかったのは力のなさ。エースとして抑えなくちゃいけない場面だった」。先発を母がブラジル人でハーフの筒井に譲り、2点を追う7回から救援。1回戦(対倉敷商)でつぶした右手中指のマメの影響は感じさせず、気迫の投球で一度は逆転を呼んだ。小針監督は「先発回避はマメの影響もあった」と説明。大谷も「信頼されるエースになって夏は大旗を持ち帰りたい」と甲子園の土は持ち帰らなかった。

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2012年3月29日のニュース