マ軍 ア軍の選手 被災地訪問 野球教室で小学生と交流

[ 2012年3月27日 17:47 ]

野球教室で小学生を指導するマリナーズの岩隈久志投手

 マリナーズの岩隈久志投手が27日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で野球教室などを行った。28日に東京ドームで開幕戦を迎えるアスレチックスの選手やマリナーズのウェッジ監督らも参加して約100人の小学生と触れ合った。

 岩隈は球の握り方を教えるなど熱心に指導。野球教室の最後に「僕らも全力で戦って皆さんの力になれるよう頑張ります」とあいさつした。少年野球の渡波マリーンズのエース、佐藤淳紀君(11)は憧れの投手が訪問したことに感激し「すごくうれしかった。これから頑張って練習して試合に勝っていきたい」と話した。

 昨年まで仙台を本拠地とする楽天に所属した岩隈は震災後、三陸地方へは2度目の訪問となった。「こんなに温かく歓迎してくれてありがたい。元気に過ごしてはいると思うけど(復興は)まだまだだと思う。これから頑張って明るいニュースを届けたい」と話した。

 野球教室の後には周辺の仮設住宅で暮らす被災者へ炊き出しの豚汁を手渡すなど交流を深めた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年3月27日のニュース