西京ビッグスターズ夏春制覇!サヨナラ勝ちで初出場V

[ 2012年3月27日 06:00 ]

<全日本少年春季軟式野球大会決勝 鐘ヶ淵イーグルス・西京ビッグスターズ>初優勝を飾り喜びを爆発させる西京ナイン

スポニチ主催文部科学大臣杯第3回全日本少年春季軟式野球大会最終日 西京ビッグスターズ2-1鐘ケ淵イーグルス

(3月26日 愛鷹広域公園野球場)
 西京ビッグスターズ(京都)が大会連覇を目指した鐘ケ淵イーグルス(東京)に延長8回の末、2―1でサヨナラ勝ち。初出場初優勝を果たした。西京は09年の全日本少年夏季大会(横浜スタジアム)も制しており、2度目の全国優勝。史上初の夏春制覇となった。

 無死満塁から始まる特別ルールが適用された延長8回。先頭の5番・元氏(もとうじ)が三塁線に試みた絶妙のスクイズバントは相手投手の一塁悪送球を呼び、二塁走者までが生還してサヨナラ勝ち。

 「主軸でもバントの場面ではバント。ウチはずっとシンプルな野球をやってきましたから」

 普段通り、が実を結んだ決勝スクイズに宮本監督(58)の表情も崩れた。

 準決勝までの4試合で25得点を奪った強力打線も決勝では相手投手の好投に無安打。0―0で迎えた延長8回表には失策から先制点を許したが、自らのミスに悔し涙を流す久保田三塁手に「ここでへたるな。笑え」と内野手全員で声を掛けた。涙の後の歓喜、そしてまた、涙。「素直にうれしい」と叫んだ吉村主将らは宮本監督を4度、春の空に胴上げした。

続きを表示

2012年3月27日のニュース