渡辺会長 清武氏?へ言いたい放題「変な人の補強で…」

[ 2012年3月23日 06:00 ]

会場を出る巨人・渡辺会長

燦燦会

(3月22日)
 巨人・渡辺恒雄球団会長(85)が22日、東京都内のホテルで開催された巨人軍の激励会・燦燦(さんさん)会に出席。壇上のあいさつで、前球団代表兼GMの清武英利氏(61)を指したと思われる内容の批判を展開した。チームには野球に専念することを求め、自らは朝日新聞への内部資料流出問題の法廷決着に自信を見せた。

 開幕を前に起きた契約金超過問題。その余波はまだ続いていた。冒頭のあいさつで渡辺会長は過激発言を連発した。

 「ドブネズミか泥棒ネコか知らんが、そんなものが一匹やそこらいても、そういう問題はわれわれにお任せいただいて。堂々と法廷で決着つけますから、勝ちますから。そういうことは全部忘れて、試合に集中してくれることをお願いしたい」

 15日に朝日新聞が、97~04年度に入団した巨人の6選手の契約金が最高標準額を大幅に超えていたと報道。巨人は即座に反論し、朝日新聞に抗議書を送付するなど全面対立に発展した。

 さらに19日には渡辺会長が朝日新聞への内部文書流出に関して刑事訴訟も視野に入れていると明言。その際、昨年11月に球団代表兼GM職を解任し、互いに損害賠償を求め係争中である清武氏が関与している可能性にも言及。「他に誰がいるのかい。全部調べたよ」と断言していた。

 今季のチーム状態についても「変な人間が一人いなくなると一体感が非常に強まる。去年まではその変な人の補強でダメ外国人と酷評されましたが、今年は大補強に成功した」と杉内、村田のFA組やボウカーら外国人の補強を称え、暗に昨年までの補強の責任者であった清武氏を批判した。

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2012年3月23日のニュース