斎藤 開幕投手は栗山監督の手紙で伝えられた

[ 2012年3月20日 06:00 ]

斎藤を開幕投手に指名した理由を報道陣に話す日本ハム・栗山監督

 日本ハム・斎藤を開幕投手に指名した栗山監督が、都内ホテルで報道陣に対応。一番の理由を「このチームが勝つには、自分の勝ち負けよりイニング数をしっかり投げられるピッチャーが必要。それができるのが佑樹。意外とタフだからね」と説明した。

 勝ちを計算する武田勝、ケッペル、ウルフの3本柱の登板時は、リードした場面では惜しみなく強力な中継ぎ陣を投入。一方、中継ぎを休ませるため長い回を投げられる投手がローテーションの中で必要となる。それが斎藤だった。

 前日のヤクルトとのオープン戦(神宮)前に監督室に斎藤を呼び「2012年 斎藤で開幕 頼んだぞ!共にチームのために 栗山英樹」と書かれた手紙を手渡した。同時に「10点取られてもいいからとにかく勝て」「シーズン200イニング投球回」という高いハードルも課した。チームで過去10年、シーズン200イニング超はダルビッシュしかいない。まさにエースへの第一歩。完全オフだった斎藤は球団広報を通じ「経験したことがないほど身の引き締まる思いがしました」とコメントした。チーム、ファンの信頼を得るために。3・30、斎藤は全力で白星を奪いにいく。

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2012年3月20日のニュース