違反ないと繰り返す桃井球団社長「意図的なもの感じる」

[ 2012年3月15日 22:01 ]

契約金「最高標準額」超過問題

 プロ野球巨人の桃井恒和球団社長はルール違反ではないという主張を繰り返した。

 ―巨人の見解は。

 「上限ではなくて目安だというのが2001年の申し合わせ。ルール違反は一切なかったというのが球団としての認識。10年前のことが今報道されるのは不思議。何か意図的なものを感じざるを得ない」

 ―内部文書をもとに取材を受けたようだが。

 「選手の契約関係のことは厳重保管している。アクセスできるのは経理部長以外に球団社長と球団代表というのが実態」

 ―当時、契約金は1億5000万円を超えていたのか。

「それは申し上げられない。選手の契約部分について言えないのはつらいところ」

 ―最高標準額についてどう考えているか。

 「人によっては超えてもいい目安は目安じゃないのでは、という人がいるが、球団のいろんな経営事情がある」

 ―契約金高騰の抑制という意味はないのか。

 「高騰を防ぎたいからというのもあるかもしれないし、新人に対して球界の目安はこれくらいですよ、というのもある」

 ―朝日新聞へは。

 「紙面で謝罪してほしい。ルール違反でもないし、10年以上前のこと。どういう報道の意味があるのか」

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2012年3月15日のニュース