かずさマジック劇的4強!“男・村田”内田サヨナラ打

[ 2012年3月15日 06:00 ]

<かずさマジック・東海REX>タイブレークの延長11回1死満塁、中前サヨナラ打を放ったかずさマジック・内田(中)はナインの祝福を受ける

東京スポニチ大会Aブロック かずさマジック5―4東海REX

(3月14日 大田)
 社会人野球の東京スポニチ大会は14日、3会場で予選リーグ最終日8試合を行い、4強が出そろった。大田では、かずさマジックが延長11回に八戸大出身のルーキー内田秀行内野手(22)のサヨナラ打で東海REXを破り、3連勝で準決勝に進出。Bブロックは日本通運、Cブロックは三菱重工名古屋、DブロックはJFE東日本がそれぞれ勝ち上がった。15日は神宮球場で準決勝、決勝の3試合を行う。

 ルーキーがまたしても大仕事をやってのけた。タイブレーク方式に突入した延長11回1死満塁。内田はフルカウントからの6球目をフルスイングすると、中前へ抜けるサヨナラ打だ。予選リーグ初戦のJR東日本戦でも9回に同点打。勝負強さを再び発揮し「結果を気にせず、思い切り振ろうと思った」と右手を高々と突き上げた。

 八戸大から加入して1年目。巨人・村田を「男らしさがいい」とこよなく愛する男は、空き番号となっていた「男・村田」と同じ背番号25を希望。いかつい風貌、がっちりした体格が本家の雰囲気を漂わせる。新人ながら今大会から「8番・DH」として先発起用する鈴木秀範監督も「新人らしからぬ風貌」と笑うが「将来の4番候補」と能力の高さを認めている。

 「4番を打ちたいので、これからも一つ一つ結果を出すだけ」と満足していないところも新人らしからぬゆえん。初の頂点を目指すかずさマジックに、また1人頼もしい戦力が加わった。

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2012年3月15日のニュース