センバツ出場の主将ら 被災地に向けメッセージ

[ 2012年3月14日 20:09 ]

出場校の主将らが書き込んだ応援メッセージを手に記念撮影に臨む(左から)光星学院の田村龍弘主将、花巻東の大沢永貴主将、石巻工の阿部翔人主将、聖光学院の氏家颯俊主将

 第84回選抜高校野球大会(21日開幕・甲子園)に出場する32校の主将らが組み合わせ抽選会を翌日に控えた14日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社に集まり、東北の地図が描かれた布に、東日本大震災の被災地に向けたメッセージを書き込んだ。

 津波で深刻な被害が出た石巻工(宮城)の阿部翔人主将は地図の宮城県の部分に「感謝の気持ちを忘れず全力で戦います」と記入。他チームが寄せたメッセージを目にし、「(被災地のことを)一生懸命考えてくれているなと思って感動した」と話した。

 「頑張ろう福島!!」と書き入れた聖光学院(福島)の氏家颯俊主将は「避難している人が少しでも苦しみから解放されるようなプレーをしたい」と意気込みを口にし、花巻東(岩手)の大沢永貴主将は「故郷に満開の笑顔を届けたい」と書き込んだ。

 メッセージを寄せ書きした布は大会期間中、甲子園球場内に掲示する。

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