二岡さすがの初実戦初安打 16日にも1軍合流

[ 2012年3月14日 15:43 ]

 さすが二岡だ。今季初の実戦、初の投手との対戦でファーストストライクを逃さない。左前へきっちりと運んで存在感を見せつけつけた。13日、鎌ケ谷で行われた教育リーグの楽天戦。2回に代打で打席に立ち、1ボールから辛島の2球目を的確に捉えた。一塁へはまだ全力疾走とはいかず、すぐに代走が送られて交代。わずか1打席でたったのワンスイングだけだが、3・30開幕ベンチ入りへ期待を抱かせるには十分だった。

 口数はいつものように少ない。バットを振れるとこまで来たことについて問われると「はい、そうです」。キャンプ前から痛めている右足ふくらはぎの回復状況には「それは何とも…」。苦笑いを浮かべて引き揚げていったが、名護キャンプを通して別メニュー調整。フリー打撃しかできなかったのに、初実戦初安打だから驚く。この結果を伝え聞いた福良ヘッドコーチは「(ふくらはぎに)不安がないようなら横浜(16日)から呼ぶ」と、早期1軍復帰の可能性も示した。

 栗山監督が「いるだけで相手が嫌がる」という切り札・二岡。開幕からベンチで牙を研ぐその姿が見られそうだ。

続きを表示

2012年3月14日のニュース