勝負強さは代表４番級！中田　右方向へ２安打２打点　

＜中・日＞５回、日本ハム・中田は右翼線適時二塁打を放ち三塁に激走もタッチアウト。

オープン戦 日本ハム４－３中日

（3月13日 岐阜）
　日本ハム・中田が４番の仕事をこなした。侍ジャパンのためチームを離れていたが、この日３試合ぶりに「４番・一塁」で先発。初回１死一、二塁から先制の右前打を放つと、３―３の５回１死一塁では右翼線に決勝二塁打。２安打２打点はともに逆方向への鋭い打球から生まれ、「下半身が粘れているし、状態が良い」と満足した表情を浮かべた。

　復興支援試合では初めて日の丸を背負い、２２歳と最年少ながら途中出場で２安打２打点と存在感を示した。「ジャパンではいい緊張感の中で試合をさせてもらった。チームでもその緊張感を持ってやりたい」と大きな経験を財産に変えている。栗山監督も「チームを勝たせるのが４番。打撃の幅が広がっている」と成長を手放しで喜んだ。

　ここまでオープン戦６試合、打率・４８０と絶好調の若き主砲。本気で狙う１３年ＷＢＣ日本代表４番の座へ、アピールを続けるのみ。「これからまだまだ先もあるけど、一生懸命やっていけたら」と、大阪桐蔭の先輩でもある中村らに対抗できるような成績を、まずはチームでしっかり残していく。