広島 新外国人ニック2戦連発も問題アリ「使いたいのはやまやまだけど」

[ 2012年3月11日 08:37 ]

<広・ヤ>6回、1死一塁、ニック(右)は左越えに逆転2ランを放ち、ナインに迎えられる

オープン戦 広島6-2ヤクルト

(3月10日 マツダ)
 広島の新外国人ニックが初のオープン戦で“連発”だ。1―2の6回1死一塁で、逆風を突いて左中間へ逆転2ラン。ヤクルト・増渕が2ボール1ストライクから投じた4球目、高めに浮いた132キロカットボールをジャストミートした。

 「いい感じでスイングできた。今は打席でのアプローチを考えずに、甘いボールを逃さず打つことを心がけている」

 キャンプ終盤にヘルニアを発症して出遅れ、前日9日にあった社会人ALL広島戦が初実戦。当日は初回にソロアーチをかけており、事実上の2試合連発だった。ましてや値千金の逆転弾。得点力不足解消に獲得した大砲候補の一発が勝利に結びつき、野村監督は「頼もしい一発。ムードを変えてくれた」と喜んだ。

 この日は4番DHで出場。いつ守備に就くかが問題だが、指揮官は「使いたいのはやまやまだけど、無理をさせて開幕1週間で離脱してはダメなので…」と慎重だった。

 ▼広島・前田健(オープン戦2度目の先発で4回2安打1失点)フォームのズレを修正しないといけないけど、全体的には良かったと思う。直球(最速147キロ)は例年より走っている。

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2012年3月11日のニュース