故尾藤監督 和歌山県有田市名誉市民に

[ 2012年3月10日 18:46 ]

 和歌山県有田市は10日、石川・星稜高野球部の山下智茂名誉監督の講演会を開き、その冒頭で、星稜と1979年夏の甲子園で球史に残る延長18回の熱戦を繰り広げた和歌山・箕島高の故尾藤公元監督へ、有田市名誉市民の称号を贈呈した。

 盾などを受け取った長男の強さん(42)は「親友の山下先生にもお越しいただき、父本人が一番喜んでいることだと思う」と笑顔。野球部で教え子でもあった望月良男有田市長は「天国から尾藤スマイルで喜んでくれていると思う」とコメントした。

 有田市は「『箕島』の名を全国に知らしめた、わがまちの誇り」と称号を贈ることに決め、6日の市議会で同意を得た。有田市の名誉市民は4人目。

 尾藤元監督は66年から箕島高の監督を務め、79年に春夏連覇を達成するなど春3度、夏1度、甲子園大会を制覇した。春夏合わせて14度甲子園に出場し、選手を笑顔で見守る「尾藤スマイル」で親しまれた。

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2012年3月10日のニュース