BCリーグ福井 後輩の投手に体罰で退団 3選手を処分 

[ 2012年3月7日 12:25 ]

 野球の独立リーグ、BCリーグの福井ミラクルエレファンツが昨年12月、後輩の投手(19)に体罰を加えたとして、26歳の投手を6カ月の謹慎処分にしていたことが7日、球団への取材で分かった。一緒にいたほかの2選手も3カ月の謹慎処分とした。

 球団によると、処分された投手は昨年3月、福井県おおい町でのキャンプ中、練習態度が悪いなどとして後輩を宿舎の自室に呼び、床に置いたバットを両膝に挟んだ状態で正座させたという。2選手は行為を止めなかったとされる。

 昨年10月、後輩の投手の父親が球団に連絡し発覚。球団は12月1日付で3人を処分し、試合出場やチーム練習への参加を禁止した。後輩投手は11月に退団し、今年2月に県警小浜署に被害届を提出した。

 球団を運営する「福井県民球団」の新谷隆美社長は「行き過ぎた指導は許されず、同様の事態が起きないよう厳しく指導している」とした。

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2012年3月7日のニュース