“持ちネタ”取られた中畑監督 高木監督が「熱いぜ!」

[ 2012年3月7日 06:00 ]

高木監督(左)と笑顔で握手をする中畑監督

 DeNA・中畑監督が前日のオープン戦初黒星に続き、今度は初めての“立ち合い”負けを喫した。巨人打撃コーチだった94年、伝説の「10・8」以来となるナゴヤ球場。長嶋監督の「勝つ!勝つ!勝~つ!」のゲキで一丸となって決戦を制した思い出を語っていると、当時も指揮を執っていた中日・高木監督が「熱いぜ!熱いぜ!」と言いながら歩み寄ってきた。

 予期せぬ不意打ちで決めセリフを先に言われた中畑監督は「熱い戦いになるように大先輩の胸を借ります」と苦笑いしながら握手。「また大きくなったね」と畳みかけられると「体重だけです」と70歳の指揮官を前にしてタジタジだった。

 これまで楽天・星野監督の「勝ちたいんや!」、オリックス・岡田監督の「そら、そ~よ」、阪神・和田監督の「熱くなれ!」などの名フレーズをあいさつ前に先に口にしていた指揮官が、まさかの出遅れ。「“バッチ来い!バッチ来い!”って来てほしかったね。(自分の決めセリフで)一番新しいから。って一番古いじゃん!」と強がるのがやっと。予定された練習試合も雨で中止となり、次回対戦の際のリベンジプランを練っていた。

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2012年3月7日のニュース