巨人・久保 開幕間に合った!守護神“元サヤ”へ

[ 2012年3月6日 06:00 ]

開幕守護神へ、不安を一掃した巨人・久保

 昨年11月に右股関節の内視鏡手術を受けた巨人・久保裕也投手(31)が、昨季に引き続き開幕から抑えを務めることが決定的となった。開幕に間に合うか微妙とされた守護神だったが、ようやくメドが立った。

 久保は5日、川崎市のジャイアンツ球場で、術後初めてとなる打者相手のフリー打撃に登板。変化球も交え約50球を投げ「投げることには何の不安もない。あとはベースカバーとかとっさの動きだけ。開幕には間に合わせたい」と手応えを口にした。報告を受けた原監督は、20日のイースタン・チャレンジマッチ、フューチャーズ戦(ジャイアンツ球場)で復帰登板させることを明言。「順調なら開幕から抑え?そうですね。去年もあれだけ安定して投げてくれましたから」と揺るがぬ信頼を口にした。

 昨季は後半戦から抑えに定着し20セーブ、防御率1・17の数字を残した。久保が間に合わなかった時の代役守護神と目していた新外国人マシソンは制球面とセットポジション時の投球に不安を残す。このため、当面は日本野球への適応力を高めるため、長い回数を投げることを優先に先発起用を続け、次回も10日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に先発する。

 原監督は「現段階では、まだ計算はしません」と手術明けの久保を焦らせないようクギを刺したが、2軍戦を経て問題がなければ1軍に合流。開幕から抑えに起用する方針で、最大の懸案だったストッパー問題は「元サヤ」で解決する見通しだ。

続きを表示

2012年3月6日のニュース